なりたけのバックオイル
生まれて初めての食レポです。(しかもカップ麺)
千葉県民は「風呂いく?」が口癖なのですが、千葉駅~錦糸町駅近辺にかけてゆかりがあった方に、同じくらいの頻度で出てくるのが「なりたけ行く?」だと思っています。
千葉の名店「なりたけ」については語るとかなり長くなってしまうので割愛しますが、青春時代を共に過ごし、千葉に帰るたびに寄る愛すべきお店です。
おととい、飲み会帰りの深夜1時、ラーメン買おうとファミマに寄ったら見つけました。
?!!
ちょっとアルコールも入っていたせいか、あまりの興奮状態で店内の陳列棚に並んだ状態で写真を撮ってしまいました。ごめんなさい。
すぐさま家に帰り、武者震いしっぱなしの手を抑えながら、アッラーを拝むがごとく、畏敬の念を抱きながら撮影。おお、偉大なる神よ。創造神よ。エースコック様よ。
ありがとう文春ばりにファミマに感謝したくなる。卒論は出さないけど話し合いはしたい。
なりたけのカップ麺。
誰がこの日を待ち望んだことでしょうか。ちょっと気になるのは右下にちっちゃく「監修」と書いてあること。なんとか「風味」みたいな小手先の言い回しで踊らされるんじゃないか?そう思いながら恐る恐る開け、かやくとその仲間たちを取り出す。
光り輝いている!(電気の光で)
カップ麺は昔から大好きで下記の2つのブログには日ごろお世話になってますが、どちらをチェックしてもまだ載っていない様子。
気になるのはスープの袋が2つある点。これが後にこのカップ麺の岐路となるポイントでした。(ここからは食べちゃったから写真ありませんごめんなさい文字でお楽しみください)
4分待って、かやくを開ける。メンマがちょっと少ない。ねぎは気持ち多め。
粉末スープを開ける。いつもより綺麗に、少しも溢さずに開けられた。
黄色い方の液体スープ。命ともいえる味噌スープである。
そして最後に白い液体スープ。
?!!
固い!袋が固い!!
もはや液体スープと名乗れるだけのレベルの固さではないが、開けてすぐに理解。アイアンダースタンド。
そう、表現するならなりたけの胴体部にあたる背油でした。
背油がつまってるぅううぅ!!
チャッチャッ チャッ とできないのが残念ではあるが、清楚系の女の子が見たらドン引きするぐらいそれなりに、なりたけの注文でいうと「アッサリ」程度の量の背油がぎっちり詰まっていたため袋が固かった様子。
ベッキー風にいうとバックオイル! ごめんなさいこれは言いたかっただけ。
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さ、さ、味はというと。
麺はさすが、つるつるとコシのある麺に定評のあるエースコック。美味しい。
スープは正直、なりたけではない。背油の入った味噌ラーメンスープである。
良いんだ。気持ちが大事なんだ。でも美味しいことに変わりはない。背油ぎっちり詰めてくれる、そのやさしさが大事なんだ。
パリ店以外の全店に通ったことがあり店舗での味を知ってしまっているミドルユーザーとしては、「そのままの味だ!」とは言い難い。いつも一口スープを飲んだ時の「ウホっ!」というトキメキと、食べ終わった後の「もう1カ月はいいや、てか人と話せない臭い」みたいなあのドキドキでもない。
純粋に美味しい背油入りの味噌カップ麺であった。そう考えると、なりたけを食べたことない人の入り口として食べてもらい、実際にお店に来てもらい、そして千葉が活性化する。このフックとして出したのかもしれない。
欲を言えばメンマとニンニクがほしかったので、自分で入れたら結構似てきた。
色々書いたけど美味しいか美味しくないかでいえば、なかなか美味しい部類に入ると思う。
ちなみに確認のためエースコックのHPを見てみたところ、新商品にも地域限定商品にも載っておらず、リリースすら出ていない。なんだ?幻か?
とにかく限定であることは間違いなさそうなので、ぜひお近くのファミマを除いてみてほしい。
やなログ:3.4(神への加点含む)